Love Everythingは、モンテッソーリの哲学に基づいて
子どもと大人のより良い関係を築くために
さまざまな情報を提供することを目的としています。
子どもは身体を動かして、身の回りにあるものを感じながら
たくさんのことを吸収し、学んでいきます。
そのためモンテッソーリ教育では、子どもの周囲に置かれるものや
子どもと関わる人の存在を、とても大切に考えます。
それは、「環境を整える」ということです。
3歳から6歳の子どものニーズに応える
モンテッソーリ教育の整えられた環境は
「子どもの家」にあります。
対して、0-3歳の環境では
家庭がより多くの役割を担います。
この時期は、信頼関係のある大人がそばにいて
自然や社会の中で様々なものや人に触れ
たくさんのことを吸収することが大切なのです。
教具のような、特別なものは必要ありません。
それでもわたしが、0-3歳の教材についてお伝えしているのは
相手を知ること、理解してもらえるということが
愛するために、なくてはならない関係だと感じるからです。
大切な人のことを想い、よかれと思ってしていることが
知らずに相手を苦しめることがあります。
それは、悲しいことです。
思いを押し付けるのではなく
大好きな相手のことを知ろうとする気持ち。
そして、その気持ちを受けて感じる
自分のことをわかってもらえるという安心感。
わかってもらえるということは
何よりも愛情を感じさせてくれると思うのです。
赤ちゃんの欲求に大人が気づいて、それを満たしてあげることで
赤ちゃんが幸せを感じて、それを見て大人も幸せになれる。
そんな関係をお手伝いできることを願って
赤ちゃんの発達と、身の回りの環境や教材について、紹介しています。
Love Everythingは、AMI(国際モンテッソーリ協会)の0-3歳コースに基づいていますが
ここに書かれた内容は、あくまでわたしという人間を通して見たものであることを
どうかご理解ください。
教材についても、子どもの観察を通してわたし自身がより良いと思うものに
変更しているものがあります。
しかし、そのすべてにおいて、間違いなくモンテッソーリの理論が存在しており
その背景については、モンテッソーリ自身のことばを明確に示します。
医学的内容に関しては、信頼性を確認した上で記載しています。
わたしは、マリア・モンテッソーリという女性の
世界を、宇宙を、人間を見る眼差しが
たまらなく好きです。
彼女の残してくれたことばを通して見ると
あらゆるものが、愛おしく感じられるのです。
Love Everythingをとおして、あなたのそばにいる
幼い子どもとわかり合うことが
平和な世界をつくる小さな手助けになれば幸いです。