モンテッソーリ教育は、イタリア初の女性医学博士であるマリア・モンテッソーリによる

実践的な研究と科学的観察によって導き出されました。

「すべての子どもは自ら発達する力(自己教育力)を持っている有能な人間である」という

信念に基づき、大人が子どもに何かを教えるのではなく、環境を準備することによって

自然な発達をサポートします。

子どもの行動がゆっくりすぎて、ほかの子に置いて行かれてしまわないかと

心配になったことはありますか?

何度も「もう一回」とねだられると、うんざりしてしまいますか?

なぜできないのにやりたがって癇癪を起こすのか、不思議に思っていますか?

医師であったモンテッソーリ博士は、表出する現象には必ず原因があると考えました。

原因を知ることで、対処法がわかります。

子どもの行動の理由は、実は大人が思ってもいないところにあったりするのです。

芽吹いた種が葉を広げ、根を伸ばし、大きくなろうとするように、

生まれた子どもには発達を遂げたいという本能があります。

わかるようになりたい、できるようになりたいという小さな子どもたちの心の声に耳を傾け、

生命の発達を援助するのがモンテッソーリ教育です。